2014年5月10日土曜日

にじいろ会α(1期生)第57回

五月休み明けの授業です。
1期生担当の主任であるMa先生が病気でダウンしてしまいましたので、Ma2が代打に入りました。
お休みの子も何人かおり、小ぢんまりした授業となりました。

【朝の会】
五月休みに体験したことを発表してもらいました。
一人5分の持ち時間で、遊びに行った時のことを話したり、質問に答えたり。


大阪・箕面の山について写真レポを作ってきたのはSさん。
平日の現地校の授業で発表するために作ったものですが、説明の一部を和訳して、紙芝居のように
プレゼンテーションしました。


【ラジオ体操】


【国語/導入の話:「ちえ」って何だ?】
自分も知らなかったのですが、有名な天の岩戸にこもったアマテラスをおびき出すための策を
授けたのが、オモイカネという知恵の神様だったそう。
その時の様子を、簡略化して話して聞かせました。
「困ったなあ…みんなだったらどうする?」
「ピーン!思いついた!」とオモイカネが授けてくれたのは、岩戸の前で宴をひらくという
目からウロコな作戦。
このような、「こうしたいんだけど、どうしたらいいかなあ…→ピーン!思いついた!」=知恵、
という風に教えてみましたが、伝わったでしょうか。
他にも、自然の中の知恵の例として、動植物の形態や保護色の話をしました。
食べられたくない=とげを生やしちゃえ!
見つかりたくない=周りの景色に色を合わせちゃえ!
…というわけです。

【国語/読み:たんぽぽのちえ】
ここでやっと本題の音読に入りました。
ふたつみっつ未知の語彙があったようですが、みんなよく読めました。
「では、たんぽぽのちえとはどんなものだったのでしょうか?」との問いかけにも、的確に
答えられていました。
単に読み下すだけでなく、要点の理解と結びついている、と実感した次第です。
前振りのお話が効いたかな?

【国語/書き:かん字のひろば】
絵の中にちらばった既習漢字を使って、短文を作る練習です。
前回同様、短冊を使い、1枚1文としました。


とても静かに、真剣に集中しています。


このやり方だと、ノートに書くよりも思い切りよく書けるようです。
1文ごとに完結している体裁がいいのかもしれません。


集まった文を、みんなで点検しながら声に出して読んでみました。
まちがいや書き忘れに気付いたら、その場で朱を入れていきます。
宿題として、修正済みの正しい文をノートに写してくること、としました。


【おやつ休憩】
果物を食べながら雑談。


壁の張り紙を見た Lさん、そのままオランダ語で読んだので、「ここでは日本語でね。」と正します。
すると、しばし考えてから、「テーブルを…だっこする!」と訳したので、みんな大笑い。
単語の意味としては決してマチガイではないのですが、おかしみのある文になってしまいました。
すかさず Lくんが「えっとー、もち…もち…持ち上げる!」と助け舟を出してくれました。
お見事、大正解!


【運動会の練習】
2週間後に参加予定の合同運動会に備えて、整列・三角座り・徒競走のスタートの練習など
をしました。


それだけでは芸がないので、片足けんけん競争、後ろ向き競争、カニ歩き競争なんていうのにも挑戦。
身体を動かすのはみんな大好きですから、ノリノリでした。


【読み聞かせ】
国語の時間に「ちえ」の話をしたので、愉快な知恵=頓知ばなしを紹介しようと思い、
『吉四六さん』から『しばいけんぶつ』『こめのめし』『けんかがうつる』の3つを読みました。


芝居見物に来て財布を忘れたことに気付いた吉四六さん。さあ、どうしよう?
…というところで、生徒諸君に振ってみます。みんなならどうする?
Lさん:お父さんかお母さんに電話したらいいんじゃないかな。私のお金分けてあげてもいいし。
Lくん:噴水のところに投げ入れてあるお金を集めて使ったらいいんじゃないかな。
Sさん:偽物のお金を作ったらいいんじゃないかな。
…などなど、犯罪スレスレどころか完璧に捕まりそうなヤバい案が色々出まして…(笑)

吉四六さんのちょっと小ズルい「ピーン!思いついた!」を聞いて、あははと笑ったり
信じられない…と目を白黒させたり。
生徒の皆さんも、常識にとらわれない自由な発想ができるようになってほしいものです。
(法的に無理のない範囲で!笑)

Ma2 記


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